股関節注射とは
股関節注射とは、主に痛み止め薬を注入することが目的で行われます。超音波エコーで股関節を確認しながら注射をする関節内注射です。股関節の周辺には血管や神経が通っているため、安全面を考慮し超音波エコー下で注射を行います。股関節注射は保険適応となっています。なお、股関節注射は血液をサラサラにする薬を服用中の方も受けていただけます。
股関節注射はどこに効く?
主に、変形性股関節症や股関節炎など、股関節の痛みに有効です。
股関節痛とは
股関節に起こる炎症や変形によって起こる痛みを言います。いずれも、股関節局所に痛みが起こり、さらに股関節の可動域も狭くなります。股関節痛に対する治療は、主に投薬治療や運動療法を行いますが、当院では超音波エコー下による関節内注射治療も実施しております。
股関節痛の症状
- 脚の付け根や股関節に痛みが起こる
- 大腿の前方に電気が走るように痛い
股関節痛の原因
股関節の炎症や変形が原因で痛みが起こります。日常的に前かがみ姿勢が多い方は、常に股関節に負荷がかかっています。これが炎症や変形の原因となることも多くあります。また、先天的に変形が起こりやすいケースもあります。
股関節注射の適応疾患
- 変形性股関節症
- 股関節炎
股関節注射の概要
注射の痛み | ☆ |
---|---|
注射の深さ | 4cm |
超音波エコー | 〇 |
費用 | 円 |
※注射による痛みは個人差があります。あくまでも目安で表記しております。
股関節注射の流れ
1準備
事前にトイレを済ませていただきます。血圧測定後、仰向けになってお待ちください。注射は、患部(股関節部分)の衣服をめくって行います。
2神経ブロック
注射をする患部を消毒してから神経ブロック注射を行います。注射は約10秒程で終了します。
3待合室で待機
注射後は安静にする必要はありません。待合室で待機していただきます。
4医師と効果判定
医師による神経ブロックの効果判定を行います。
股関節注射が打てない方
- 仰向けの姿勢が出来ない方
- 股関節を伸ばせない方
注射後、気を付けること
- 注射当日は激しい運動は禁物です。
- 注射後6時間以上過ぎてから入浴を行ってください。
- 注射の目安として、回数制限はありませんが1週間に1回程度となります。