ごあいさつ
こんにちは。
溝の口駅前 あきやま整形外科・リハビリテーション科 川崎高津区院の院長、秋山 昇士(あきやま しょうし)です。
腰やひざ、肩の痛み、神経痛などで悩みながら、「年齢のせいだから仕方ない」とあきらめていませんか?痛み止めで一時的に楽になっても、本当の原因に向き合わなければ、根本的な解決にはつながりません。
当院では、ただ症状を診るのではなく、患者さん一人ひとりの暮らしや想いに寄り添いながら、無理のない治療とリハビリを大切にしています。「どんなときに痛むのか」「どんなことに困っているのか」を一緒に考え、痛みを和らげ、できることを増やしていくお手伝いをしています。
スポーツでケガをされた方や、身体の使い方に不安のある方へのサポートも行っており、学生さんや働く世代の方にも安心して通っていただけます。「ここに来てよかった」と思っていただけるよう、子どもからご高齢の方まで、そしてスポーツを頑張るすべての人に寄り添えるクリニックを目指しています。
どうぞお気軽にご相談ください。
スタッフ一同、まごころを込めてお迎えいたします。
秋山 昇士
院長略歴
2012年 |
東京慈恵会医科大学卒業後、同大学整形外科学講座入局 |
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2022年 | 医学博士号取得 |
2023年 | 東京慈恵会医科大学附属第三病院整形外科 脊椎主任 |
2024年 | 稲波脊椎・関節病院 脊椎内視鏡下手術フェロー |
2026年 | 溝の口駅前あきやま整形外科・リハビリテーション科 川崎高津区院 開院 |
診療の傍ら、東京慈恵会医科大学で生体材料の研究・開発に従事(2016年〜現在)
保有資格
- 医学博士
- 日本脊椎脊髄病学会認定医(指導医/専門医)
- 日本整形外科学会認定医(専門医/脊椎脊髄病医)
- 日本スポーツ協会公認スポーツドクター
- 日本社会人アメリカンフットボール協会 三井物産シーガルズ チームドクター
- 身体障害者福祉法第15条第1項指定医
- 難病指定医
- 東京慈恵会医科大学 整形外科学講座 生体材料研究班 非常勤教員
所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本脊椎脊髄病学会
- 日本脊椎インストゥルメンテーション学会
- 日本側弯症学会
- 日本低侵襲脊椎外科学会
- 整形外科バイオマテリアル研究会
受賞
- 第28回日本脊椎インストゥルメンテーション学会 鈴木・野原ベストペーパー賞(最優秀論文賞)
主な業績(論文)
- Akiyama S, Tanaka T, Komaki H, Inagaki N, Saito M. Bone formation and bioresorption of silver-doped β-tricalcium phosphate in rabbit bone defects. J Appl Biomater Funct Mater. 2025 Jan-Dec;23:22808000251335407.(骨折治療や骨手術の際には、骨の再生を助けるために人工骨材料が使用されます。理想的な人工骨には、「骨を早くしっかりと再生させる能力」「体内で適切に分解・吸収される性質」、さらに「術後感染を防ぐ抗菌作用」が求められます。私たちは今回、抗菌作用で知られる「銀」を添加した新しいβ-リン酸三カルシウム(β-TCP)人工骨を開発し、その有効性を評価しました。この銀添加人工骨は、従来の材料と比較して骨形成を保ちつつ、過度な残存を残さずに適切な速度で体内に吸収されることが示されました。さらに、感染リスクを低減する抗菌効果も動物実験で確認されており、術後合併症の予防にも貢献する可能性があります。これらの成果は、骨再建医療の質を高める新たな選択肢となりうるものであり、生体材料研究の国際専門誌に掲載されました。)
- Akiyama S, Tanaka T, Udaka J, Inagaki N, Kumagae Y, Chazono M, Matsuoka T, Saito M. Factors affecting spine-femur discordance in the percentage of young adult mean on dual-energy X-ray absorptiometry in the elderly population: a retrospective study. BMC Musculoskelet Disord. 2022 Jan 21;23(1):76.
(高齢になると、骨密度の検査をしたときに、腰の骨(腰椎)と太ももの骨(大腿骨)で検査結果に違いが出ることがあります。しかし、なぜこのような違いが生じるのかは、これまで詳しく調べられていませんでした。私たちは、65歳以上の高齢者を対象に、腰椎と大腿骨の骨密度の差に影響を与える因子を後ろ向きに解析しました。その結果、高齢であること、男性であること、そして糖尿病を有することが、腰椎と大腿骨の骨密度の不一致に有意に関連していることが明らかになりました。特に、90歳以上の高齢者では約77%が腰椎と大腿骨で10%以上の骨密度差を示しており、診断や治療の判断において注意が必要です。この研究成果は、高齢者における骨粗鬆症診断の精度向上に貢献する重要な知見として、筋骨格系疾患分野の国際専門誌に掲載されました。) - Akiyama S, Segawa T, Tominaga R, Horii C, Takano Y, Yuzawa Y, Kaneko T, Taniguchi K, Okamoto N, Iwai H. Clinical Outcomes of Transforaminal Unilateral Biportal Endoscopic Discectomy Versus Microendoscopic Discectomy for Single-Level Intracanal Lumbar Disc Herniation: A Propensity Score–Matched Study. In press.
(腰椎椎間板ヘルニアの治療では、内視鏡を使った低侵襲手術が広く行われていますが、その中でも2つの代表的な手術法として「片側2ポータル内視鏡下経椎間孔法(UBE法)」と「顕微鏡下内視鏡法(MED法)」があります。しかし、これら2つの方法の治療成績を直接比較した詳しい研究は多くありませんでした。私たちは、この2つの方法を受けた患者さんの治療成績を比較する研究を行いました。統計学的に公平な比較ができるように工夫を行い、その結果、片側2ポータル内視鏡下経椎間孔法(UBE法)が顕微鏡下内視鏡法(MED法)と比較して、同等以上の治療成績を示すことを明らかにしました。この研究成果は、国際的な専門誌に掲載予定しています。) - Akiyama S, Ushiku C, Shinohara A, Kobayashi S, Saito M. Factors affecting bone bridge formation outside cages after lateral lumbar interbody fusion. In press.
(腰椎の手術では、骨同士をしっかりとつなぐために、椎体間固定術という方法がよく用いられます。その中でも、側方からのアプローチで行う「側方進入腰椎椎体間固定術(LLIF)」は広く普及しています。しかし、手術で設置したケージ(骨を支える器具)の外側で骨がつながる「骨橋」の形成に影響する要素について、十分な研究はこれまで行われていませんでした。私たちは、このLLIF手術後にケージ外側で骨橋が形成される要因について詳しく調査しました。その結果、骨橋が形成されやすい条件や影響する要因を具体的に明らかにしました。この研究成果は、脊椎外科分野の国際的な専門誌への掲載を予定しています。) - CT計測によるHounsfield Unit値を用いた椎弓根スクリューlooseningの術前予測.J Spine Res.2018;9:1495-1499 秋山昇士 茶薗昌明 田中孝昭 熊谷吉夫 百武剛志 丸毛啓史(脊椎の手術では、「椎弓根スクリュー」というネジが骨にしっかり固定されることが重要です。しかし、骨が弱いとネジが緩んでしまい、手術がうまくいかないことがあります。私たちは今回、手術前のCT画像を使って骨の強さを数値で測定し、この数値でネジが緩むリスクを予測できるか調査しました。その結果、手術前にネジが緩むリスクを事前に予測でき、そのリスクが高い場合には術前に骨粗鬆症の治療を行うことが望ましいと結論づけました。この研究成果は、脊椎分野の専門誌に掲載され、国内の脊椎外科医が集う権威ある学会において最優秀論文賞を受賞しました。)
- テリパラチド投与による腰椎椎体・椎弓根 Hounsfield Unit 値の経時的変化 整形外科2020 ; 71(7): 749-754 秋山昇士 茶薗昌明 百武剛志 熊谷吉夫 田中孝昭 丸毛啓史(骨粗鬆症の治療では、骨を強くする薬剤である「テリパラチド」(商品名:テリボン、フォルテオ)がよく使用されています。しかし、治療中に骨の強さがどのように変化するかを詳細に調べた研究はこれまで多くありませんでした。私たちは今回、テリパラチドを投与した患者さんの腰椎の骨(椎体と椎弓根)が、時間とともにどのように強くなっていくかを、CT画像で詳しく調査しました。その結果、テリパラチド治療により、腰椎の骨が徐々に強化されていくことを具体的に示しました。この研究成果は、国内で評価の高い専門誌に掲載されています。)
- その他、論文多数あり